やあ、いちもくだよ。
僕は普段、商社で営業マネジメントの仕事をしているんだ。
どんな仕事でも、いい商品やいいサービスを提供しているだけでは、必ず人気が出るとは限らないよね。
ヒット商品やサービスを生み出すために必要なのは、マーケティング。
「マーケティングって、要は市場調査のことなんでしょ?」
と思っている人は多いかもしれないけれど、マーケティングとは
商品が大量かつ効率的に売れるように、市場調査や製造・輸送・保管・販売・宣伝などの全過程にわたって行う企業活動の総称
のことなんだ。
どんなに優れた商品やサービスでも、マーケティングに失敗すると全く売れないこともあるんだよね。
そんなマーケティングを学ぶ上で必須なのが、マーケティング本を使って基礎を理解すること。
僕は毎月いろんなジャンルの本を50冊くらい読んでいるんだけど、これまでに読んだマーケティング本は200冊以上あるんだ。
小難しい学術書や事例集ではなく、マーケティング初心者が基礎から分かりやすく学べる本はたくさん出版されているよ。
僕がこれまでに読んだ本の中で、マーケティング初心者におすすめの本を厳選して紹介するね。
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初心者向けマーケティング本選びのポイント
まずはマーケティングを体系的に学ぶ

マーケティングといっても、いろんな種類があるんだ。
どういったビジネスでマーケティングを活用したいかによって、学ぶべき内容は違ってくるんだよね。
これからマーケティングを学びたいという人の場合、そもそもマーケティングとはどういうものなのか分かっていないはず。
だからまず最初に、マーケティングの基本を体系的に学べる入門書を選ぶことが大切だよ。
いきなりWEBマーケティングや経営的マーケティングの本を選んでしまうと、小難しい理論や実例が多すぎて途中で投げ出してしまいがちなんだ。
まずは「マーケティングとは何か?」を体系的に学べる本を2~3冊読んで、内容を理解しておけばいくらでも応用が利くよ。
初心者におすすめのマーケティング本
マンガでやさしくわかるマーケティング
ストーリー仕立てでマーケティングが学べる本。
実家の老舗饅頭屋「たまや」を立て直すため、主人公はマーケティングの伝道師を名乗る2人の妖精からマーケティングを学びつつ、奮闘するというストーリーになっているんだ。
文章で書かれた解説部分が、ストーリーの中で取り上げられたマーケティングの内容を補完してくれるよ。
マーケティング初心者におすすめの入門書だね。
マンガでやさしくわかるコトラー
マーケティングを学んでいると必ず目にするのが、フィリップ・コトラーという人物。
コトラーは、現代マーケティングの第一人者と言われる人物で、マーケティングを学ぶ上では絶対に外せないんだ。
でも、コトラーの著書はページ数が多くて、難解な専門用語がたくさん使われているんだよね。
マーケティングのバイブルとも言える、コトラーの「マーケティング・マネジメント」をマンガで分かりやすく解説したのが、「マンガでやさしくわかるコトラー」。
フィリップ・コトラーが提唱する理論とはどんなものなのか、ザックリと知ることができるよ。
マンガ これ、いったいどうやったら売れるんですか?
10万部突破のロングセラー『これ、いったいどうやったら売れるんですか?』のコミック版。
新卒で入社した企業をリストラされたOLが、伝説のカリスママーケッターの元に弟子入りし、数々の難題を解決しながらヒット商品を生み出していくというストーリーなんだ。
マーケティング初心者でも、マーケティングの基礎知識を2時間で学ぶことができるよ。
ドリルを売るには穴を売れ
タイトルにもなっている「ドリルを売るには穴を売れ」とは、商品ではなく価値を売れという意味なんだ。
ドリルを買いに来たお客さんは、ドリルが欲しいのではなく穴が欲しいんじゃないかな。
ということは、ドリルを使わなくても穴があけられればそれでいいはずだよね。
ドリルという目に見えるニーズにばかり注目していては、相手が持っている潜在的なニーズにはたどり着けないんだ。
「顧客は価値を実現するために製品を買うのであって、製品を買うことが目的ではない」という、マーケティングの基本中の基本が分かりやすく学べる本だよ。
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
USJの業績をV字回復させた、元P&Gの森岡毅さんが書かれた本だよ。
森岡さんがUSJの業績をV字回復させることができたのは、マーケティング手法を用いたから。
それまでのUSJは、世界観にこだわるクリエイターによってエリアが設計されていて、来場者のことを全く考えていなかったそうなんだ。
森岡さんは、徹底的な消費者目線でエリア全体の設計を考え直して、USJを集客数日本一のテーマパークに進化させたんだ。
単なる成功事例を紹介した本ではなく、STPなどのフレームワークを初心者にも分かりやすく解説しているよ。
さらに、分析したデータや仮説を「実践に生かす方法」にまで落とし込んで書かれているんだ。
マーケティングに興味のあるすべての人が、読んでおいて損はない必読の入門書だよ。
マーケティング部へようこそ! -3Cも4Pも知らない新入部員が3週間で身につけた最新市場戦略-
ストーリー仕立てでマーケティングを分かりやすく解説した本。
とある総合電機メーカーを舞台に、営業部からマーケティング部に異動してきた主人公が、マーケティングを学びながら成長していくというストーリーなんだ。
難しい専門用語も頭に入りやすいから、読み進めればマーケティングの基礎を身につけることができるよ。
ジョブ理論
ジョブ理論とは、「人がどのようなものを買い、どのようなものを買わないのかを説明する理論」のこと。
僕たちは毎日いろんなものを購入しているけれれど、モノを購入するのには必ず理由があるよね。
お客さんは商品を購入しているのではなく、ジョブを片付けようとしているんだ。
このジョブ理論を理解すれば、顧客やユーザーの本質的な欲求を把握することができるよ。
マーケターが絶対に身につけておきたいスキルが、この本には詰まっているんだ。
100円のコーラを1000円で売る方法
ストーリー形式で、マーケティング視点を分かりやすく解説した本だよ。
コンビニで売っている100円のコーラを、どうしたら1000円で売れるのか。
その答えは、他社が提供できない、自社が提供できる価値「バリューポジション」を見つけて付加価値を付けることなんだ。
マーケティングの本質を理解することができる本だよ。
コトラーのマーケティング・コンセプト
フィリップ・コトラーの著書の中から、重要な80の基本用語・概念を抽出し、実例を交えながら解説した本だよ。
コトラーの著書はページ数が多く、難解な専門用語がたくさん使われているんだよね。
でも、この本は企業のマネージャーなど、マーケティングに精通していない人向けに書かれた本なんだ。
マーケティングで重要なコンセプトを中心に解説していて、ビジネスにすぐに活かせる内容にまとめられているよ。
各章ごとに話が完結しているから、自分に必要な部分だけを読んだり、辞書のように使うことができるんだ。
これからマーケティングを学ぼうという人は、常に手元に置いておきたい1冊だね。
さいごに
ヒット商品やサービスを生み出すために必要なのは、マーケティング。
マーケティングとは、
商品が大量かつ効率的に売れるように、市場調査や製造・輸送・保管・販売・宣伝などの全過程にわたって行う企業活動の総称
のことなんだ。
初心者向けのマーケティング本を読めば、マーケティングの基本を体系的に学ぶことができるよ。
じゃ、またね。



