こんにちは、いちもくです。
庭の土起こしをしたいけれど、どんな道具を使えばいいのか分からないという人は多いのではないでしょうか。
土起こしのために用意したいアイテムは、「つるはし」「鍬(くわ)」「土起こし器」の3つ。
広い畑や庭を耕すのであれば、耕運機を使った方が断然便利ですが、20坪程度の広さの庭であれば、鍬や土起こし器で十分です。
土を耕して柔らかくすることで、植物が育ちやすい環境を作ることができます。
今回は、僕が庭の土起こし用のアイテムを選ぶ際に注意したポイントと、おすすめの土起こしアイテムを紹介します。
この記事を最後まで読めば、できるだけコストをかけず、簡単に土起こしができるアイテムを知ることができます。
土起こしアイテムの選び方
土の状態に合わせて選ぶ
初めて耕す土の場合
我が家の庭は、長い間土が耕されいなかったため、固く踏み固められていました。
そんな場所の土起こしには、つるはしなど深く土を掘り起こせるアイテムがおすすめです。
花や野菜を育てるには、土を耕して肥料や有機物を混ぜる必要があります。
そうした耕された土の層のことを。「耕土」と呼びます。
作物によりますが、耕土は20~30センチくらいは欲しいところ。
耕土が深ければ深いほど、植物の根が広がりやすく、養分や水分を吸収しやすくなるんです。
長い間耕されていない土は、踏み固められて固かったり、雑草が生い茂ったりしている場合が多いもの。
そんな土をしっかり耕すためには、つるはし以外にも剣先ショベル、備中鍬など、深く掘り返せる道具がおすすめです。
土の中には、小石や雑草の根なども多いので、かなりの重労働になると思っておいた方がいいでしょう。
これまで耕されてきた土の場合
これまで花や野菜を栽培してきた場所は、定期的に土が耕されてきたはずです。
ある程度柔らかい土であれば、備中鍬や平鍬、土起こし器を使うのもおすすめ。
特に冬は、土起こしにいい時期なんです。
畑に作物が植えられていない1~2月の寒い時期に、ショベルや備中鍬などで荒く耕しておくのを「寒起こし」と言います。
耕す際は、土の塊を砕かずに、そのまま寒風にさらしておきます。
冬の寒さで、土中の病原菌や害虫が死滅する効果が期待できます。
また、土中の水分が凍結と乾燥を繰り返すことで塊が細かくなり、通気性の良い土になっていきます。
工程に合わせて選ぶ
庭に畑をつくろうと思ったら
- 土起こし
- 土砕き
- 畝立て
という3つの工程が必要です。
我が家の庭の場合、花を植えるための花壇と、芝生を植えるスペースの2箇所をつくりたかったので、
- 土起こし
- 土砕き
- 花壇スペースの設置
- 芝生を植える場所は、余分な土を取り除いて砂を入れる
という工程で作業を進めました。
まず最初にやったのが、土起こし。
固い庭の土を掘り返していく作業です。
「土起こし」におすすめの道具
粘土質の土の場合、固くしまった状態になっているので、しっかり耕すためにはつるはしや備中鍬を使うのがおすすめです。
柔らかい土の場合は、平鍬や唐鍬でもいいかもしれません。
刃の部分が1㎏以上の重さのある道具を選べば、慣れればあまり力を使うことなく、深く掘り起こすことができます。
「土砕き」におすすめの道具
土起こしが終わったら、次は土を砕いていく工程です。
土起こしをして塊状態になった土を、空気を入れながら崩していきます。
この工程では、備中鍬や平鍬、唐鍬がおすすめ。
雑草の根や小石が出てきた場合は、必ず取り出しておきます。
おすすめの土起こしアイテム
つるはし
先端は鉄でできているので、岩を砕くこともできます。
重くて破壊力があるので、カチカチに踏み固められた土を起こすのにおすすめのアイテムです。
てこの原理を使って、木の根を掘り出す作業でも使えます。
剣先ショベル
片足を載せてグッと体重をかけ、土に刺して使います。
土に刺した後は、てこの原理で前後に揺さぶり、土を掘り起こします。
備中鍬(びっちゅうぐわ)
刃先は厚めで、重く丈夫なのが特徴です。
その重さを利用すれば、あまり力を使わず土に深く刺せます。
土に刺した後は、てこの原理で引き起こすことで土を掘り返すことができます。
平鍬
柔らかい土で使うのにぴったりの道具です。
土を細かく砕いたり、除草に使うこともできます。
唐鍬
肩の部分も、平鍬と違って丸みを帯びています。
平鍬よりも重いので、土を深く掘りたいときに便利です。
土起こし器
備中鍬のように先端が3~5本に分かれていて、ショベルのように体重をかけて土に刺して使う道具。
使う際に腰を曲げる必要が無く、労力が少なくて済むので、女性でも扱いやすいのが特徴です。
我が家でも使っていますが、小学生の娘も面白がって庭を耕しています。
さいごに
土を耕す際に注意したいのは、耕す時期。
土に水分が多く含まれがちな時期に耕すと、土が練られて固くなり、排水性の悪い土壌になる場合があります。
反対に、土が乾燥している時期に耕すと、土が細かくなりすぎて粘土質になり、固まりやすくなってしまうこともあるんです。
土起こしをする際は、土の固さや工程に合わせて道具を選ぶだけでなく、耕す時期にも注意する必要があります。
それじゃ、またね。
コメントを投稿するにはログインしてください。